当院の手術について

肛門外科治療では、開院時(平成9年)から痔のつらい症状を改善させる治療を行うとともに、患者様の快適な人生という視点からいつ頃にどういう治療を選択すべきかを考え、提案させていただいております。手術治療においては、最適な方法で行うべく多様な術式の中から選択し、全て私が執刀を行っています。
例えば、体に負担のない術式としてラバー結紮術、分離結紮法や硬化療法を、根治術ではPPHに加え半導体レーザー、超音波メス、特殊な電気メス等の機器を用いて疼痛を減らすなど、一人一人に合わせた最善のオーダーメイド治療を行います。
痔瘻や裂肛などを合併しているケースでは、一度で同時に根治させる手術を行なっております。
近年YAGレーザーを導入し、痔核治療を行い、術後の疼痛の軽減と早期社会復帰を目指しております。患者様から当クリニックで治療を受けてよかったと皆様に言って頂けるように頑張っていきたいと思っております。

当院の痔核の手術法

PPH法
手術時間 約30分~40分

特徴

術後の疼痛が少なく、早期社会復帰が可能。 肛門縁に傷がないので、消毒が不要である。

概要

直腸粘膜全周を環状に切除することにより粘膜のたるみが消失し、さらに痔核への血流が遮断される事より脱肛・痔核を退縮・治癒させる手術。

TDH法(超音波メス)
手術時間 約30分~40分

特徴

手術創の熱損傷が少ないので、傷の治りが早い。術後の痛みが軽く、出血もほとんどない。術後合併症が稀である。

概要

低温で人体に優しい超音波メスを用いて痔核を切除もしくは粘膜下にて痔組織を変性させることにより痔を治す手術。

痔核切除術(レーザー)
手術時間 約30分~40分

特徴

従来の電気メスで切除する方法と比較して肛門狭窄等の合併症が少なく、創痛もやや軽い。

概要

炭酸ガスレーザーや半導体レーザーを用いて痔核を切除もしくは粘膜下にて痔組織を変性させることにより痔を治す手術。

痔核半導体レーザー照射法
手術時間 約30分

特徴

痔核を切除せず、レーザーにて治癒させるので、創痛や術後出血が少ない。

概要

痔核に対し、半導体レーザーを照射し、痔核を治療させる方法です。

リガシュアー
手術時間 約30分

特徴

コンピューター制御電気メスを用いた痔核切除術。

概要

切除創は閉鎖される為、術後分泌液が少なく、肛門の形が綺麗に治る。

痔核ヤグレーザー照射術
手術時間 約20分

特徴

痛みが少なく、早期社会復帰が可能です。

概要

血管治療と軟部組織治療用モードのレーザーを照射する事で痔核を根治させます。

分離結紮術
手術時間 約5分

特徴

切除よりも、痛みが軽度である。

概要

外痔核や内痔核に対し、太めの2本の絹糸で痔核の中央を貫通させた糸を左右より2方向に分けて結紮します。結紮された痔核は1~2週間で壊死脱落もしくは融解して、消失します。

ラバー結紮術
手術時間 約2分

特徴

麻酔が不要で短時間で簡単に行える。痛みも少なく、繰り返し行える

概要

ラバーバンドを痔核に結紮し、痔核を退縮・脱落させることにより治療させる方法。

痔硬化療法
手術時間 約5分

特徴

麻酔が不要で短時間で簡単に行える。痛みも少なく、出血の多い痔に有効である。

概要

痔核に硬化剤を注入する事により、痔を固めて出血を止める治療法で痔核の退縮も期待される。

四段階注射法による痔硬化療法
手術時間 約10分

概要

新しい痔硬化療法薬である硫酸アルミニウム・タンニン酸注射液(ジオン®)を痔核に注入する事により、痔核を退縮させる。

血栓摘出術
手術時間 約5分

概要

腫れが大きく異物感が強い場合、疼痛が強い場合、局所麻酔下に血栓摘出術を行います。

痔核腐食療法
手術時間 約1分


概要

肛門内に腐食性の軟膏を注入し、痔核を腐食させ、治癒せしめる治療法。軟膏注入時に肛門痛と下痢をきたしますが、麻酔や手術に抵抗がある方には治療の選択肢の1つです。

当院の直腸脱の手術法

ガント三輪法
手術時間 約30分

特徴

最も体に負担がかからない直腸脱根治術で合併症も少ない方法。

概要

経肛門的に脱出する直腸粘膜を縫縮する方法。

ティルシュ法
手術時間 約15分

概要

肛門輪皮下にテフロンテープや銀線を挿入し、肛門を引締め、直腸粘膜の脱出を防ぐ方法。ガント三輪法との併用手術がよく行われている。

デロルメの手術
手術時間 約1時間30分

特徴

術中出血量が少し多くなるが、経肛門的に手術を行う為、開腹による直腸脱根治手術と比較すると体の負担が少ない。

概要

経肛門的に脱出する余剰直腸粘膜を輪状に切除する方法。直腸粘膜の脱出が大きい場合に行われる。

当院の痔瘻の手術法

【痔瘻根治手術】単純痔瘻の場合
手術時間 約15分

特徴

一般的に行われている痔瘻根治手術です。

概要

痔瘻を切除又は、瘻管を切開する事により、治癒させる方法。

【痔瘻根治手術】低位筋間痔瘻(2LC型)の場合
手術時間 約30分

特徴

当院では括約筋をなるべく温存し、皮膚の切除を最小限とする手術を行っております。

概要

肛門周囲皮膚に2ヶ所以上の瘻孔が開口しています。内外肛門括約筋を通る瘻孔が枝分かれしている型です。

【痔瘻根治手術】複雑痔瘻(3U型)の場合
手術時間 約40分

特徴

括約筋温存術式を採用する事で、術後の肛門機能障害を極力きたさない様に注意しております。

概要

瘻孔が殿部の奥深く(坐骨直腸窩)に連なる為、切除創も深い範囲に及びます。Ⅳ型(骨盤直腸窩)痔瘻ではさらに奥深い範囲まで切除が必要となります。

【痔瘻根治手術】クシャラスートラ
手術時間 約10分

特徴

手術浸襲が小さい為、創痛が少なく早期の社会復帰が可能。

概要

痔瘻を切除せず、特殊な糸を瘻管に通して結紮し治癒させる方法。

【痔瘻根治手術】シートン法
手術時間 約10分

特徴

切除する事なく、痔瘻孔にラバーを通して治す方法で、翌日より仕事ができます。

概要

瘻孔に特製のラバーを通し、少しずつ締めていく事で瘻孔を切断消失させる方法。

内痔核、痔瘻、裂肛合併例の手術法

痔核ヤグレーザー照射+痔瘻切除+裂肛手術(DFL法)
手術時間 約1時間

概要

内痔核と3時方向の痔瘻(2LS型)と6時の裂肛を合併した症例。3時の痔瘻切除と6時の裂肛はDFL法で内痔核はヤグレーザー照射による根治手術が行われている。
当院では痔核、痔瘻、裂肛、肛門ポリープ等合併している場合、全てを同時に根治させる手術を行っている。

当院の裂肛の手術法

内肛門括約筋切開術
手術時間 約5分

特徴

メスを挿入する小さな創のみですぐに治癒し、痛みもほとんどありません。肛門狭窄を伴う裂肛は適応外。

概要

括約筋の一部に浅い切開を加える事で、肛門の緊張を取り、裂肛の自然治癒を促す方法。

SSG+振り分け結紮術併用手術
手術時間 約-分

振り分け結紮法
手術時間 約5分

特徴

簡便な方法で慢性裂肛に伴う軽い瘢痕、見張りイボ、肥大乳頭もしくは、肛門ポリープを伴う場合などに有効。肛門狭窄を伴う場合は適応外。

概要

裂肛及び、周囲の瘢痕組織を分離結紮して治癒させる方法。

SSG法
手術時間 約30分

特徴

肛門狭窄を伴う慢性裂肛に対して施行。瘢痕が強度な場合はVYグラフト法を行う。

概要

瘢痕組織と裂肛を共に切除し、皮弁を移動させて狭窄部に充填し、裂肛を治癒させると共に、肛門狭窄を解除させる方法。

DFL法
手術時間 約30分

特徴

術後瘢痕やひきつれが少ない

概要

裂肛及びその周囲の瘢痕を切除し、後方の皮膚を剥離して皮膚弁を作製し切除創を被う様に縫合する方法。

当院の便失禁の手術法

肛門括約筋形成術
手術時間 約30分

概要

分娩、外傷、肛門手術等に伴う括約筋断裂の為に便失禁をきたした患者さんに対し、経直腸エコー検査にて括約筋断裂部位を確認し、断裂筋を縫合修復する。本症例では、肛門7時11時方向に括約筋断裂を認め、修復手術を行った。

全骨盤底修復術
手術時間 約1時間

概要

加齢に伴う骨盤底筋群の脆弱化と括約筋機能の低下した患者さんに適応されます。 直腸肛門前壁及び、後壁の筋肉を縫縮する事で肛門機能の回復をはかります。長期的には約50%に便失禁の改善を見る。

人工括約筋挿入手術
手術時間 約20分

特徴

皮下に埋没するだけの低侵襲の手術です。高齢者や外傷等により括約筋機能が低下している場合に適応があります。

概要

当院で開発したシリコンラバー製人工括約筋を肛門皮下に挿入する事により、弱っている肛門括約機能を回復させます。

当院開発の人工肛門括約筋(特許第4725868号)
手術時間 約30分

特徴

人体埋入(インプラント)可能な、医療用シリコンゴムを使用して作成されております。ゴムの弾力性は便失禁のない健康な高齢者の括約筋の特性に近い機能を再現できるように設計されております。 耐久性にも問題なく、治療を受けられた方のほとんどに、便失禁の改善または消失が見られます。

痔の手術

TOPへ戻る